【高嶺の花】９話目のあらすじと感想・ネタバレ！ハニートラップを避け龍一とななが結ばれる

月島流の時期家元を決める俎上で妹のななに敗れ、ももは情緒不安定に陥っていた。

ななは、最後に票を入れた市松のおかげでももに勝ったが、自分がももより才能があるとは到底思えなかった。

ななは市松に何故自分より出来の良いももの作品を選ばず、自分の作品を選んでくれたのか聞くと、市松は「他言するでないぞ」と一言告げたあと、ももが自分の実の娘では無いことを話し始めた。

そんな中、京都神宮流の時期家元を決める俎上が龍一と兵馬で行われた。

龍一は、裏工作し過半数の票を固めていたため、自分が選ばれるものと思っていたのだが、月島から市松ではなくももとななが出席したことで勝敗が分からなくなった。

しかしももは龍一に票を入れたので、勝利は間違いないかと思ったのだが、結果は「次元が違う」と言われ、兵馬の圧勝だった。

そんな龍一にななは票を入れ、「可哀想」とぽつりと呟いた。

一方直人は、図書館で出会った女性・千秋とますます交流を深めていた。

しかし千秋は実はももの親友で、直人にハニートラップをしかけてくれとももに頼まれて直人に近づいたのだ。

そのハニートラップに直人が引っかかれば、それまでの男だったと、完全に直人のことを吹っ切れると思い、千秋に頼んだのだ。

千秋は裕福な家庭出身で職業は看護師では無く女医であり、直人の前では地味に振舞っているが、本当はとても派手で美しかった。

千秋は直人に自分の生い立ちを話した時、「貴方が悪いんじゃない」と何度も言ってくれ、直人のその優しい人柄に、少しずつ惹かれ始めていた。

その頃ももは、龍一に会いに行き、龍一から自分は母親が不倫の末に出来た子供だということを聞かされる。

そして姉妹対決となった俎上は、実子のななを家元にしたい市松による出来レースだったことを知り、激しく動揺する。

ももは市松にどういうことか聞きに行くが…。

「高嶺の花」第九話は、物語冒頭から衝撃的な事実が明らかになりました。

直人が図書館で運命的に出会った素朴な女性・千秋はなんとももの親友であり、ももから「ハニートラップをしかけて欲しい」と頼まれて直人に近づいていたのですね。

急に千秋がももの家でくつろいでいる描写が映ったので、一瞬理解が追い付かなかったほどです。

一体何のためにそんなことを頼んだのかと不思議で仕方ありませんでしたが、ももは直人のことがどうしても忘れられなくて、ハニートラップに引っかかってくれたら、その程度の男だったんだなと吹っ切れることが出来ると考えていたのですね。
ももの思考回路は相変わらずぶっ飛んでいて面白いです。

そして千秋は実は「豪華絢爛」という言葉がぴったりな程の華やかな美人であり、直人の前ではわざと地味に振舞っていたというのも驚きでした。

先週までは堅実で真面目な女性だと思っていましたが、実は男をとっかえひっかえで遊んでいるというのも衝撃的でしたね。

しかしハニートラップのはずが、直人のあまりの優しさに千秋が「やべえ熊のぬいぐみ、マジで惚れそう…。」と呟いていたので、直人はやっぱり本物の良い男だなあと実感しました。

直人に惚れない女性なんていないかもしれませんね。

また、ももは自分が市松の実子じゃないことを知りましたが、私が想像していた以上に落ち着いており、「何不自由なく実子として育ててくれて、感謝しています。ありがとうございます。」と市松に涙を浮かべながら頭を下げていました。

そんなももの姿が切なくて悲しくて、市松もももの反応は予想外だったことでしょう。

その後ももはキャバクラ「花」に久しぶりに出勤し、飲んだくれていたところに直人が駆けつけてくれて、自分の出生の秘密を笑いながら話していましたね。

直人が狼狽しながら「冗談ですよね？」と聞くと、「冗談言ってるように見える？」と不機嫌そうにももが答え、「ちょっと見えます」と直人が正直に答えてしまい「は！？」とももが切れるシーンが、シリアスなシーンなのにフフッと笑ってしまいました。

ももと直人のこういうやり取りは本当久しぶりだったので、少し嬉しくなりました。

そして直人は自分を訪ねてきた高井に「（ももさんの）お父さんですよね？」と尋ねたのはすごく驚きました。

直人は本当に人のことを良く見ているので、過去の高井との会話からすぐに勘づいたのでしょう。

一方、ななは龍一とついに結ばれましたね。

ななは龍一に酷いことをされてもずっと想っていて、龍一に何故自分を抱かなかったのか聞くと、龍一が泣きながらななのことを「汚したくなかった」と絞り出すように吐き出した姿がすごく新鮮で、龍一はななに出会えて良かったなと思いました。

龍一がこんな姿を見せられるのはななだけだと思うので、色々ありましたがななと龍一には幸せになって欲しいです。

「高嶺の花」次回はいよいよ最終回を迎えますね。

第一話からずっと楽しく見させてもらっていたので、もう来週でももと直人に会えなくなるのかと思うと寂しい限りです。

最終回のあらすじを読みましたが、ななは次期家元の座を放棄し、月島を離れる決断をするのですね。

そしてももが正式に月島の次期家元になるそうですが、ももは直人とはよりは戻さず、直人に感謝の言葉を告げて改めて別れを切り出すそうなので、直人がどういう行動をとるか注目したいと思います。

直人とももは絶対結ばれて欲しいので、どうにか直人に頑張って欲しいですね。

また、千秋は直人に惚れているので、そちらの方もどうなるのか気になりますね。

そしてななはようやく龍一と結ばれたのに、龍一が行方不明になるそうなので、龍一とななにもまだ一波乱ありそうですね。

最終回とても楽しみにしています。