【高嶺の花】８話目のあらすじと感想・ネタバレ！見逃し配信動画を無料見る方法

ももは京都の次期家元・兵馬の家に行き、兵馬の才能溢れる生け花を間近で見る。

兵馬はももの「以前の自分を取り戻したい」という悩みの相談に乗ってくれ、兵馬との距離がどんどん近づいていく。

直人は、図書館で出会った看護師の女性・千秋と親しくなっていく。

しかし直人はいまだにもものことを忘れられておらず、図書館で活け花の本をたくさん借りて、ももの気持ちを分かろうとしていた。

直人の商店街仲間である佳代子の店で直人と千秋は二人で食事をしていると、田村と原田が割り込んでくる。

そして直人がももにこっぴどく振られた話を千秋にして、千秋と直人はお似合いだから付き合うように勧める。

しかし千秋は「私好きだって言いましたっけ？」と言い、直人も「言ってません。すいません。」と笑いながら答え、田村と原田もつられて謝る。

そんなある日、いよいよももとななの時期家元の座を賭けての勝負となる「俎上」の日を迎えることとなり、兵馬も見に来ていた。

市松と6人の師範が、どちらの作品がより優れているか投票し、投票数の多かった方が次期家元となる仕組みだ。

しかし俎上に参加する6人の師範は、実子であるななを次期家元にしたいと企むルリ子が用意した者ばかり。

しかし市松はももとななが花を生ける姿は非公開とし、出来上がった作品のみを見て投票を行うと言う。

その言葉を聞き、ルリ子は激しく動揺して意義を唱えるが、市松は「先入観が入ってしまう。誰かへの忖度もな。」と言い、聞き入れない。

ももとななが生けた花は、片方は華やかで豪華な仕上がりになっており、もう片方は淡い色合いの仕上がりとなっていた。

投票の結果、師範たちの投票は3対3の同数であった。

最後に市松が票を投じて、ななが次期家元に選ばれることになった。

市松はななの花を選んだ理由として「ももより実力は劣っているが、その危うさが良い」と言った。

ももは「もう一度チャンスをください」と頭を下げるが、市松はそんなももを無視して部屋を出て行ってしまう。

俎上を見に来ていた兵馬は、ぽつりと「月島は終わるな」と呟いた。

ももは実母のお墓に行き、「ごめんなさい」と謝罪を繰り返すが…

「高嶺の花」第八話は、いよいよももとななの時期家元を決める対決「俎上」の日を迎え、姉妹の泥沼バトルが展開されましたね。

割と最初の頃から、私はももとななの姉妹バトルを楽しみにしていたので、ついにそのシーンを見ることが出来て嬉しかったです。

ななは自分の想い人・龍一と実母・ルリ子のベッドシーンを目撃したことにより、心に闇を抱え、「絶対許さない」という怒りを秘めながら無我夢中で華を活けていました。

活けてる最中もあのベッドシーンが頭から離れていない様子で、鬼気迫るななの姿に圧倒されてしまいましたね。

一方ももは花を活けてる最中も直人の最後に見た笑顔や、直人から指輪を貰った時のことを思い出し心が掻き乱されていましたが、市松からももの実母はももが次期家元になることを信じて亡くなっていったことを話された時のことを思い出した瞬間、人が変わったかの様に集中力を取り戻しました。

そうして出来上がった作品はももとななで全然違う仕上がりでしたが、作品自体を見て公平に投票されるという話だったので、純粋に作品の出来だけを見て正当に次期家元が選ばれると当然思っていました。

しかし実際は、師範達は自分の責任逃れのためにももとななが同数の票になる様に交互に投票していき、最後の市松はどちらが活けた花か分かった上でななの作品に票を入れましたね。

もちろん市松はもともと実子のななを次期家元にするつもりだったのですから、ななを選んで当然ですよね。

こんな投票は全然平等では無く出来レースの様な物ですし、ももを噛ませ犬にしたことによりももを更に苦しめ、市松は本当にやり方が汚いです。

ももは自分の妻が運転手の高井と不倫した末に出来た子なので、やはり愛情など欠片も無いのでしょう。

また、直人はももに振られてからも、ももの役に少しでもたてないかと図書館で活け花の本をたくさん借りて花の勉強をしたりと、その健気な姿に心を打たれました。

そんな直人を見て秋保が「芸術家の気持ちなんかわからないでしょ。」と言ったら直人は

「女は皆芸術家だよ。おふくろもそうだった。急に怒ったり、泣いたり。かと言ったら笑ったり、そうかと思ったら拗ねたり。なんだかさっぱりわからない。全ての女性は謎いっぱいの芸術家さ。」と答えていて、すごくぐっときました。

この直人のセリフが第八話の中で一番印象的で、とても好きです。

そして物語終盤で兵馬の家でボロボロになったももを直人が助けに行き、お姫様抱っこで部屋から連れ出す時、「今回は未遂だったけど次もあるからね」とふざけたことを抜かす兵馬に対し、「彼女を騙すことは辞めてください。次はねえよ。」と言い切った直人がとてもかっこ良かったです。

ももには絶対直人が必要なので、早くまたくっついて欲しいですね。

第九話のあらすじを読みましたが、次週はももがついに自分が市松の本当の子供ではないことを知るのですね。

ななも市松の口から直接聞くことになる様なので、ななも衝撃を受けると思います。

それに加え、公平に判断されたはずの俎上は出来レースだったこともももは知る様なので、ももの心が更にズタズタなってしまうのではないかと心配になってしまいます。

ももが市松に何て言うのか、とても気になります。

市松は絶対に謝罪はしないと思うので、市松がももに何て答えるのかもハラハラしてしまいます。

そして実父である高井とももの関係はこれからどうなっていくのか、次週は気になることばかりです。

また、龍一もついに兄・兵馬と京都の時期家元の座を賭けての対決をする様ですが、龍一は勝つことが出来るのでしょうか。

兵馬の活け花の腕は本物の様ですし、投票者にはななも来るそうですので、勝敗の行方は全く分かりません。

次週も楽しみにしています。